学校長より

 群馬県立高崎高等学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

 本校は、明治30年(1897年)、群馬県尋常中学校群馬分校として開校し、その後、明治33年に群馬県高崎中学校として独立、昭和23年の学制改革により現在の群馬県立高崎高等学校に改称されました。また、昭和23年より通信教育部が開始され、昭和36年に現在の通信制課程が設置されました。これまで地域の方々の熱意と期待に支えられながら、33,000名を超える有為な人材を社会に送り出してまいりました。
 本校が教育目標に掲げる「三F精神(ファイティング・スピリット、フェア・プレー、フレンドシップ)」は、昭和29年、第十七代校長である田中悦平先生の講演に生徒が感銘を受けたことが始まりとされており、勉強だけでなく学校行事・部活動等すべてにおいて全力を尽くす校風につながっています。
 本校では生徒が互いに切磋琢磨し、3年間を通した教育活動に主体的に取り組み、これまで部活動や進学等において数々の実績を残してきました。部活動では、昨年度の群馬県高等学校総合体育大会において総合準優勝に輝いています。また、各部活動ではバレーボール部が春高バレーを含む県内主要大会5連覇、ソフトテニス部、陸上競技部が全国インターハイに出場しています。また、その他にも水泳部、卓球部がそれぞれ関東大会に出場しています。さらに、文化部では、全国高等学校総合文化祭に文芸部や新聞部、囲碁・将棋部、放送メディア研究部がそれぞれ出場、さらにマンドリン部や物理部、SSH部が全国大会への出場を果たし、運動部だけでなく文化部も大いに活躍しています。その中でも物理部は総合探究の全国大会であるQ-1において最優秀イノベーター(第1位)に輝くなど文化部を牽引しています。また、進学面では、難関国公立大学の合格をはじめ、国公立大学、難関私大に多数の合格者を輩出しています。
 平成17年度からは文部科学省指定のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業に取り組み、「知の活用」「知の深化」「知の交流」をテーマに先進的な教育活動に取り組んでいます。これからも豊かな学びを醸成し、本校ならではの学習プログラムの開発に取り組んでまいります。
 上記以外にも、毎年開催している翠巒祭(文化祭)や前橋高校との定期戦、さらには米国研修、ハワイ研修など、生徒の夢の実現に向けたプログラムに積極的に取り組んでいます。
 今後も良き伝統を継承するとともに、常に改善と改革の視点をもち、地域の期待に応える学校づくりを推進してまいりますので、高崎高校へのご理解とご支援をお願い申し上げます。
                            令和7年4月1日
                             高崎高等学校長  佐鳥 秋彦


 

 

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