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生徒総会(定期戦)校長挨拶

 皆さん、こんにちは。

 まず始めに、定期戦の開催に向けて準備を進めてくれている実行委員をはじめとする関係者の皆さんに感謝申し上げます。また、応援部ならびに臨時で応援部に参加してくれた生徒。先日も放課後練習をしている様子を見ましたが、皆さんの応援は選手一人一人に大きな力を与えてくれます。特に試合を左右するような場面では、「勇気」を与えてくれます。最後まで力強い応援をお願いします。

 1年生にとっては初めての大会になりますが、翠巒祭とならんで本校が大事にしてきている伝統行事になります。第1回大会が昭和24年度(1949年)ということですから、75年間続いてきた行事ということになります。(年2回実施の年もありました)

 私も47、48回と2回定期戦を経験しています。一般対抗の卓球で出ましたが、中学時代に県でシングルでベスト8に入ったことがあったため、負けるはずがないと慢心があり2年次に臨んだときは見事に敗れました。悔しくて夜も寝付きが悪かったように思います。相手が前高だと必要以上に肩に力が入ってしまいますので注意しましょう。

 今朝、朝会で先生方に本校に赴任してから定期戦の負けを経験された方と聞いたところ、大勢いる中でお二人だけでした。生徒はもちろんのこと、先生方も多くは定期戦の負けを知りません。これが本校最大の懸念材料です。高高にとって定期戦は勝って「富士の白雪」を歌うのが当然のこととなっています。しかし、前高は8年間、練習はすれど最後に凱旋歌は歌えていないのです。その思いは忸怩たるものがあるはずです。ましてや今年はホームゲームです。定期戦にかける意気込みは違ってくることでしょう。

 ただ、勝負事は一度負けると「負け癖」がつくと言います。やるからには徹底的に準備して試合に臨みましょう。定期戦のように、全校生徒が一緒になって応援し、結果に一喜一憂する行事は他にありません。これが75年にもわたり続いているのは、単に勝敗だけでなく、互いに敬意を持ちながら大切に育ててきたからです。

 3F精神にあるように、試合に臨む時はファイティングスピリット(敢闘精神)をもち、試合中はフェアプレーを忘れない。試合が終わればフレンドシップで互いの健闘をたたえ合いましょう。