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2学期始業式

 本日より2学期が始まりました。始業式の後に校内模試等が予定されているため、本日は放送での始業式となりました。

【表彰伝達】

〇水泳部 群馬県高等学校選手権水泳競技大会 

     競泳男子総合 第4位

     男子100m背泳ぎ 第3位

     男子400m個人メドレー 第2位

     男子4×100mフリーリレー 第3位

〇マンドリン部 令和6年度全国高等学校ギター・マンドリン音楽コンクール 優秀賞

〇吹奏楽部 題66回群馬県吹奏楽コンクール高等学校Bの部 金賞 

 

【式辞】

 38日間にわたる夏休みも終了し、本日より2学期が始まりました。
 今年の夏も大変暑く、40度近い日もありましたから、皆さんも体調管理が大変だったと思います。また、長い休みでしたので、きっと昨晩あたりは気が重い生徒もいたのではないでしょうか。まずは体を慣らし、徐々に機動力を高めていって欲しいと思います。
 さきほど表彰伝達をおこないましたが、これら以外にも欧州物理オリンピックでは、3年生の坂本君がアジア大会に続いて銅メダルを獲得しました。また、全国高校竜王戦に参加した矢内君はベスト16に進出しました。また、3年生の近藤君は日本生物学オリンピック本選への出場が決定しました。現在、熊本大学で大会が開催中ですので壮行会はできませんでしたが、皆さんにお伝えしておきたいと思います。その他にもインターハイ、全国総文等で本校生徒が群馬県代表として頑張ってくれました。

 さて、1学期の終業式に「個を高める夏」にして欲しいと話をしました。勉強にしても部活動にしても自分自身で納得の行く時間を過ごすことができたでしょうか。学習合宿や研修会、部活動の県外遠征など、それぞれが自身の目標を達成すべく、自分に厳しく取り組んできたことと思います。その成果は、この後の各模擬試験や検定、部活動の大会等であらわれてくることと思いますので、蓄えた力を存分に発揮して欲しいと思います。

 また、2学期に入り、さっそく大きな行事として9月20日には前橋高校との定期戦が予定されています。昨年は本校で実施しましたので、今年は前橋高校での開催となります。今さら申し上げるまでもありませんが、本校は昨年の77回大会まで8連覇を飾っています。ただその間、一般対抗で勝利したのは3年前の74回大会と8連覇のスタートとなった70回大会だけです。ここ10回では2勝8敗、前橋高校を会場とするアウェーでは1回も勝っていません。しかも前高が最後に勝利した第69回大会では一般対抗11種目のうち本校は2勝9敗という大敗を喫しました。そういう意味では、アウェーで戦う今年が正念場であると言えると思います。
 すでに部対抗はスタートしており、現在までのところ4勝1分けと上々の滑り出しですが、決して楽観視はできません。準備を怠らず、来たるべき9月20日の本選に備えていって欲しいと思います。

 これまで77回を数える定期戦ですが、かつて50回大会が実施された時には記念誌を作成しました。その中に前高の先生へのインタビューが載っていまして、次のような件があります。

 高高が会場の時に前高生が荒れて、控え室の壁の羽目板を割ったことがあった。このとき、前高の職員は緊急招集が掛かり、校長以下全員が高高に頭を下げて帰ったことがあった。翌年、前高が会場になり「目には目を」ではないが、何が起こるんだろうと戦々恐々としながら当日を迎えた。
 すると、高高生は控え室を綺麗にして帰った。そして黒板には「来たときよりも美しく」と書いてあった。そのときに心憎いライバルだなという意識が高高に芽生えた。

 とありました。いつ頃の話なのだろうと、同窓会の会合で伺ったところ、昭和45年くらいの話だろうと教えてくれました。

 乗附の山猿と形容されることが多い本校ですが、先輩方はたいへん紳士的な振舞をされ、まさにこれこそ3F精神の真髄であると感じました。勝負事ですから結果も大事ですが、定期戦を通して私たちが学ぶべきものは何であるか。そんなことを教えてくれるエピソードだなと感じました。
 私たちも3F精神を体現できるように、定期戦、そして2学期も頑張っていきましょう。終わります。