2024年12月の記事一覧
第23回ビジネスアイデアコンテスト
12月21日(土)に、大学生と高校生が群馬県の活性化につながるビジネスプランを発表する、高崎商科大学第23回ビジネスアイデアコンテストに本校から2グループが参加しました。
関奏多君、阿部瑛大君、名和奏斗君、金谷光君のグループは、「Take TAKE TAKE」という竹の菌床でキノコを栽培するなど、持続可能な生産サイクルを示すテーマで最優秀賞を、中村優太君、清水蒼生君、須田健心君のグループは、「フルかけ(フルーツふりかけ)」という廃棄予定の果物で作るフルーツふりかけといったテーマで優秀賞を受賞しました。
大学生も参加する中での受賞であり、授業などで取り組んでいる課題研究の成果を発揮することができました。
表彰伝達・壮行会・終業式(式辞)
【表彰伝達】
〇吹奏楽部 第30回群馬県高等学校総合文化祭吹奏楽専門部大会 最優秀賞
〇将棋部 第30回群馬県高等学校将棋新人大会 男子個人優勝
〇放送メディア研究部 第21回群馬県高校放送コンクール
オーディオメッセージ部門 優良賞 ビデオメッセージ部門 優秀賞
〇SSH部 令和6年度群馬県高校生科学コンテスト 準優勝
QST高崎サイエンスフェスタ2024 高校生発表 最優秀賞 優秀賞
【壮行会】※一部改変
まずは47年ぶりの春高バレー出場、本当におめでとうございます。これは皆さんの日頃の努力の結晶と言っても良いと思います。また、顧問の先生や保護者の方々、さらにはOBをはじとする関係者の皆様への感謝の気持ちも忘れないようにして下さい。
春高バレーは高校バレーを志す者達のまさに檜舞台です。多くの者が望んでも届かない場所であると伺います。そういう意味では皆さんは高崎高校の歴史を築かれました。今はその実感はなくとも、卒業後に今回の出場がどのような意味を持っているのか分かるようになると思います。
また、その檜舞台に大勢の生徒が応援に向かうというのも嬉しいことです。私は高校時代に最後の花園となったラグビー部の決勝戦を応援の一人としてスタンドで観戦しました。そのことは良い思い出として今も残っています。今回、応援に参加してくれる生徒にとっても自分の高校生活の思い出の1ページに刻まれることと思います。
駅伝に関わる大学生が正月を箱根で迎えることを目標とするのと同様に、高校バレーを志す者が新春を東京体育館からスタートできるのはたいへんな誇りです。新たな歴史を切り拓いた皆さんの健闘をお祈りします。
【終業式式辞】
今学期は、定期戦や修学旅行、そしてマラソン大会と多くの行事があり、たいへん忙しい学期でした。しかし、そのような中でも皆さんが県の内外ですばらしい成果を収めたことに対し敬意を表したいと思います。
さて、令和6年もあとわずかとなりました。一昨日12月21日は冬至でしたが、冬至とは1年でもっとも昼が短く、夜が長い日です。一昨日はゆず湯に入ったり、かぼちゃを食べて無病息災を祈ったという家庭もあったのではないかと思います。古来より、中国や日本では、冬至は太陽の力がとても弱まった日であり、この日を境に、再び力が蘇ってくると考えられてきました。冬至で陰(いん)が極まり再び陽(明るい方向)にかえっていくということで「一陽来復(いちようらいふく)」といい、冬至を境に運気も上向きになっていくとされています。
特にこれから入試を控える3年生には、進路実現のために残された時間を有意義に、そして有効に過ごしてほしいと思います。冬至を過ぎ、「一陽来復」で皆さんの運気が必ず上昇していくと信じています。現役生は必ず最後まで伸びますから、それを信じて計画的に充実した冬休みを送って欲しいと思います。また、1,2年生は、この機会に今年1年を振り返り、積極性に欠け、自らチャンスをつかみ損ねていなかったかを考える機会にしてほしいと思います。ギリシャ神話に「チャンスの女神には前髪しかない」あるいは「後ろ髪はない」と言いますが、チャンスはすぐに捕まえなければ、後から掴むことはできないと言います。中学時代をコロナ禍で過ごしたことで、前に出ようとすることについ躊躇いがちになりますが、一歩前に足を進めることで新たな経験が得られ、それが一生を決めるということもあります。今年、思うような高校生活を送れなかったなと感じている人は、来年は心機一転で前向きに生活して欲しいと思います。
さて、皆さんもご存じかと思いますが、12月12日に今年の世相を漢字一字で表現する「今年の漢字」が発表されました。 当日は、京都にある清水寺で「金」という字が揮毫されましたが、今年は夏にパリ五輪がありましたから予想どおりという人が多かったかもしれません。オリンピックが開催された年は「金」という漢字が選ばれることが多く、今年で5回目だそうです。また、政治の世界でお金に係ることも多く報道されましたから、その影響もあるかもしれません。この「今年の漢字」というのは阪神淡路大震災が起こった1995年から始まり、今年で30回目になるそうです。それを第1回目から揮毫されているのが、清水寺の森清範貫主(もりせいはん かんす)です。貫主というのは天台宗の最高職にあたるそうですが、この森貫主が朝日新聞のインタビューに答えていて、「書いてみたい漢字はありますか?」と問われ、「和」という漢字をいっぺん書いてみたいとおっしゃっていました。平和の「和」、調和の「和」。また、「和」という字は「和(あ)える」とも読む。酸っぱいものも甘い物も、野菜も油もごまも、異なる材料の味が重なり合うことで、おいしい一つの「和え物」が出来上がる。世界の人々が互いの違いを認め合い、足並みをそろえて調和する。それが世界平和に繋がる。それまで頑張らねばと84歳になられる貫主が話されていました。
ウクライナや中東ガザでの戦争やアメリカの大統領選の影響などもあり、現代は先の見透せない時代だとよく言われます。しかし、だからこそ、互いの違いを認め合うことが大事であり、譲り合い、許し合い、認め合い、分かち合う気持ちが必要になります。人間というのは心に不安があると、他人に対して攻撃的になります。攻撃して他人を貶め(おとしめ)、相対的に自分の立場を上げることで安心感を得ようとします。しかし、そんなことをしても自分の状況が変わるわけではなく、むしろ相手との関係を悪くするだけです。このような時代だからこそ、できる限り明るい話題を口にし、周囲に対して普段以上の優しさをもって接することが大事になるのです。
まもなく新しい年がやってきます。来年が皆さんにとって素晴らしい年になることを祈り、今年最後の言葉とします。
皆さん、良いお年をお迎えください。終わります。
2学期終業式が行われました!
12月23日(月)、2学期終業式が行われました。
今回は気温や感染症対策のため、オンラインでの実施となりました。
また、春高バレーを控える本校バレーボール部の壮行会も行われ、應援部が中庭からエールを送りました。
生徒の皆さん、2学期間たいへんお疲れさまでした!良いお年をお迎えください!
医学部医学科入試講演会
12月20日(金)放課後、翠巒会館ホールにおいて、「医学部医学科入試の現状」に関する講演会を開催しました。生徒だけではなく、保護者の方々にもご参加いただき、約100名ほどの会となりました。
本校では今回の講演会のように、医学部医学科志望者のための進学支援を行っています。これからも高い志を持って医学部に進学し、将来医師として社会に貢献できる人材の育成に力を入れていきます。
高崎高校クロスデイ開催!
12月19日(木)
高崎高校SSH事業「高崎高校クロスデイ~クロスカリキュラム公開授業・研究会~」が行われました。
クロスカリキュラムとは、高崎高校が推進している教科横断型の授業実践の取り組みであり、1年を通して様々な教科で授業研究を行っています。
今回は、2会場に分かれ、「数学×音楽」および「物理×地理」の授業が行われました。
「数学×音楽」の授業では、音楽における「倍音」について、数学の問題として捉え、三角関数を用いて考察する活動が行われ、「物理×地理」の授業では、熊谷で最高気温を記録した科学的メカニズムを地理的物理的要 因の双方から考察し、探究の過程を用いて検証するといった内容の授業が展開されました。
今回は県内外からたくさんの教育機関の方々に授業を参観していただき、授業研究会においても活発な協議が行われました。
また、全体会では文部科学省初等中等教育局 主任視学官 田村 学 氏に「主体的・対話的で深い学びと探究」と題し、ご講演をいただきました。子どもたちの学びにおける探究活動の重要性や学校全体を包括したカリキュラムマネジメントの在り方など、今後の教育の方向性について示唆に富むお話をたくさんいただきました。