翠巒祭特設ページ
ようこそ高崎高校のページへ!

高崎高校は文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校です。

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【第Ⅳ期SSH(令和3年度~) 生徒の活躍】

・日本学生科学賞・内閣総理大臣賞(リジェネロン国際学生科学技術フェア日本代表)

・国際物理オリンピック日本代表、アジア物理オリンピック日本代表

・全国SSH生徒研究発表会・科学技術振興機構理事長賞  

 【トピック】

・2024年3月13日(水)に高崎高校×高崎女子高校「課題研究合同発表会」をGメッセ群馬にて、初開催しました。 

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荒天時の基本的な対応
  1. 基本的には、学校は平常どおりで授業があります。
  2. 荒天のために、公共交通機関の運行に遅延があったり、自転車の運転に影響があったりした場合などでは、遅刻扱いとはしません。(この場合は、遅れる旨の連絡は不要です。学校に到着してから担任に事情を説明してください。)
  3. 最新の情報を確認して、無理のない範囲で、安全を最優先して登校してください。

高高NEWS

教職員の多忙化解消に向けた「提言R6」

 群馬県教育委員会では、教職員の多忙化解消に向けた保護者、地域等の皆様に向けた提言を毎年発出しております。今年度も新たなリーフレットが作成されましたので掲載させていただきます。学校における働き方改革へのご理解、ご協力をお願い致します。

部活動紹介が行われました!

4月12日(金)、翠巒会館にて部活動紹介が行われました。

各部活動・同好会の上級生が工夫を凝らした発表を行い、会場を盛り上げました。

4月18日(木)には部編成が行われます。

↑ 翠巒会館(大ホール)にて

対面式が行われました!

4月10日(水)、対面式が行われ、上級生たちが高高生としての心得を新入生に伝授しました。

午後には写真撮影・身体計測等が行われました。明日は、第1回校内模試となります。

(対面式は非公開のため、写真はありません。)

 

令和6年度1学期始業式(式辞)

 皆さん、こんにちは、校長の佐鳥です。4月1日に赴任してまず驚いたのは、生徒の皆さんがこの時期から翠巒祭の準備をしていたことです。知事選の選挙ポスターが貼られた掲示板を何人かで運んだり、色を塗ったりしている様子を見て、こんなに早くから取り組んでいるのかと感心しました。文化祭を毎年実施したいと思っている高校は少なくありませんが、実際に毎年実施しようとすると、ノウハウが先輩から後輩へしっかり引き継がれ、生徒が自発的に動けなければ、簡単にできることではないなと感じました。また、部活動に真剣に取り組む様子や挨拶もしっかりできる生徒を見て、さすが高崎高校だなと感じました。

 さて、前任の小林校長先生から春休み中に引継ぎを受けました。その際に先生が強調されていたのが『三F精神』でした。私も「ファイティング・スピリット、フェア・プレー、フレンドシップ」とそらんじることができますが、この三F精神の由来や真髄がいかなるものか知りたいと思い、春休み中に少し調べてみました。まず、百周年史の中で「三F精神は本校第十七代校長である田中悦平(たなかえつへい)先生が昭和29年(1954年)に講演された際に、その内容に生徒が感銘を受け、以後、教育目標に掲げた」と書かれていました。しかしながら、講演の内容は書かれておらず、他の周年史なども調べたのですが、はっきりしたことが分かりませんでした。そこで、インターネットで「田中悦平」で調べたところ、先生が三冊の本を出されていることが分かりました。なんとか手に入れられないかと市立図書館の蔵書を検索したところ、「高校生の倫理」という本だけ置いてあることが分かりました。

 理念社という今はなき出版社から昭和30年に発行されていたのですが、この中に、この本のタイトルにある「高校生の倫理」そして副題として「三F精神について」という章がありました。70年前の田中先生の講演を少し割愛しながら読んでみます。

 私は、高校生の倫理道徳は、抽象的なものや、実行できそうもない多くの徳目を何でもかんでも並べ立てることはできるだけ避け、若き魂に訴え、これを鼓舞するようなものでありたいと思っている。人生を如何に生きるべきかを、自ら考えさせるようなものでありたいと思うのである。

 高校生がその心に堅持すべき倫理として、ここに三F精神ということを述べておきたい。三Fとは「ファイティング・スピリット、フェア・プレー及びフレンドシップ」の3つの言葉の頭文字のFをとっている。もちろん、これだけで高校生が心がけるべき倫理のすべてとすることはできないが、これは忘れてはならない基本的な心構えだと思う。

 ファイティング・スピリットは、障害(障壁)に対して、進んでこれに立ち向かい、また、どんな辛いとき、苦しい時にも、ナニクソと言って頑張る、堅い精神である。男子たるものは、人生において障壁に出会ったとき、いつもこれを避けて通るような、臆病な精神や行動を恥としなければならない。イージー・ゴーイングは特に青年の恥である。

 次にフェア・プレー。これはつまり正々堂々の試合である。いやしくもゲームに臨む限り、卑劣なまねをしてはならない。ただ勝てば良いというだけのことであってはならない。たとえ負けても、さすが高高の生徒だと言われるような負け方をしてもらいたい。自分の持ち得る力をすべて出し尽くした上での負けは、技巧だけで勝つよりもはるかに立派である。日常生活のいかなる場合にも、卑劣なまねをするのは恥ずかしいことである。公明正大で、仰いで天に恥じず、俯して地に恥じぬ生活をしなければならない。フェアでないと言われることは最も恥ずかしいことである。

 次にフレンドシップ、すなわち友情を忘れないで欲しい。最近、普通科高校が予備校化しつつあるという声を聞く。(昭和29年もこのような時代だったのですね)これは普通科高校では、生徒も保護者も、大学入学を熱望し、入学試験に合格することが近年難しくなったので、ある程度やむを得ない現象であると思う。しかし、予備校になくて高校にあるものは何であろうか。これは生徒間の真の友情である。私は我が校にもっと欲しいものは友情であると思っている。生徒間の友情、先生と生徒の間の信頼が大切である。友情が深まることによって、自然に学校のレベルも高くなるものだと思うのである。

 終戦後、日本人は民主主義の名のもとに、自分さえ良ければ他人はどうでもよいという、利己的な傾向が強くなったが、民主主義の真髄は、他人の人格を尊重するところにある。私たちは、何人に対しても悪意を抱かず、すべての人に対し善意を抱くよう心がけたいものである。

 生徒諸君は、誰もがこの三F精神を胸に深く刻み、そしてこれを合い言葉に運動部の練習や教室で勉強するとき、日常生活においても実践することを望むのである。

 昭和29年ということで、今の時代にはそぐわない箇所もあったかもしれません。しかしながら、当時の高高生が田中校長先生の話を伺い、これを矜持としたこともまた事実です。70年にわたり掲げてきた三F精神をあらためて胸に刻み、日々の教育活動に全力で取り組んで欲しいと思います。

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